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恐れず、マイノリティになれ。

夕暮れどきの住宅街を歩いていると、平和に暮らしているであろう家族や仕事帰りの人たちに出くわす。いろんな生き方や生活がきっとあったであろうなかで、なぜ私は今の道を選択することになったのだろう、とふと思った。

「どうしてその道(自営業)を選ぼうと思ったのですか?」

“自分自身の特性”として、「挑戦への魅力」「リスクへの恐怖」をはるかに上回る質なので、意識的になったのではなく「自然とこうなった。」というのがその答えになりますが、これから新しい環境へ飛び込もうとしている人、挑戦をしようとしている人の援護射撃になれば…、そんな思いから今日も始めていきます。

短期間で自分自身を変える

最近は、平均して年10件ほどにとどまりますが、講演のお仕事を頂いております。

一般の方向けのセミナー形式もあれば、学生相手の90分講義形式など、場所や尺、対象人数もさまざまです。主に、映像などのクリエイティブに関すること、キャリアの切り拓き方、国際協力などについてお話をさせて頂く機会が多いです。

そのなかで、必ずといってもいいほど言っているのが、『恐れずマイノリティになれ』ということです。どういう視点からの言葉か、まず、その背景となる話をします。

日常のなかで、自分で選択していると思っていても、「世間的にこうあるべき。」とか「これを選ぶのが妥当。」といった、無意識に選ばされている選択があると思っています。レストランを予約するのにレビューの数を参考にするとか、Amazonの商品レビューのコメント数とか。

もちろん、それも1つの判断基準ですが、間違った選択をしないための判断材料になっている、というのがベースにあることが多い。自分自身の価値基準だけで判断をできなくなっているのが、現代です。

そうなってくると、本当に人生を左右する選択を迫られたときに、自分自身で舵を切るのが難しくなります。大袈裟な話ではなく、これは私の人生のなかでも身に覚えがありまくる話です。それもそのはず。人間は色んなことに恐怖をおぼえる生き物ですが、一説で言われる三大恐怖としてよくあげられるのがこの3つらしく。

  • 飢え
  • 身の危険
  • 集団からの排除

3つ目があてはまりますね、いかにも。
飢えや身の危険がほとんどないとされる日本では、根拠もなくマジョリティ(多数派)になることが誇張されるし、「反抗するのはやめておいた方がいいぜぇ」的な空気が漂っている。そう、その空気が重く、非常に強い社会です。

はぶられるのは、怖い!何より嫌だ!わかります。
でもそんななか、マイノリティになるメリットは何か?

「マイノリティ」になるメリット

例えば、海外に足を運ぶとします。
言語が通じない、食文化や宗教観も異なる。ちょっとした買い物のハードルも上がるし、公共交通機関が時間通りこないのは当たり前。日本の感覚で足を踏み入れると、どうしても身構えてしまいます。(それだけ日本は良い国…。)

そんな日本を出てまでマイノリティになることを推奨するのは、短期間であらゆる能力が磨かれ成長できるからです。パッと思いつく大きなことだと、こんなところでしょうか。

  • 情報収集能力
  • 判断能力
  • 背景推察力

まず、情報収集をするために顔を上げる。危険は油断すると目の前に迫ってくるので、道端でスマホで調べている余裕はありません。笑
言葉が通じないと相手が何を言おうとしているのか、表情や服装、仕草や視線からあらゆる情報をかき集めるために、五感を総動員します。

何それ、めちゃくちゃ疲れるやん…。
えぇ、非常に疲れます。でも、ご心配なく。
すぐに慣れるのも人間です。

情報収集→判断→選択→理解を繰り返し、行動基準をつくっていく。旅に出て、不利で不便な世界でマイノリティになることは、短期間で自分自身の在り方をリセットし引き上げてくれるので、本当におすすめです。

もちろん、これは海外だけに限った話ではありません。日本でも同じような状況を作れます。行ったことない場所にいき、スマホを持たずに旅をすればいい。歩いたことのない道を散歩するのでもいい。非日常な体験が、きっとできます。

挑戦は孤独だから面白い!

マイノリティになれ。というと単なる逆張りのようにしか聞こえないかもしれません。
人がやっていないことをやれ!ということでなく、選択しようとしていることがあれば、恐れずマイノリティになってみてくださいということです。

チャレンジしてみたい!と思えることに出会えることが、まず奇跡です。そして、その奇跡的な出会いに一歩足を踏み入れ、続けていける環境があるのは、幸運そのものなわけです。
そんな出会いに恵まれたのに、世間体やまわりの視線を気にして、躊躇するのはもったいない。

はじめだけです。怖いのは、はじめだけ。
数年も続けてみると、不思議とまわりには似たような人が集まり、興味を持ってくれる人が集まってくれるようになっていくはずです。

2017年。アフリカから戻り、せっかく手にしたお仕事(会社員)があったのに、職場と自宅の往復が嫌になり、まずは3年と言われる初めての仕事を9か月で辞めました。

上司に辞職の意を伝えると…
「お前、辞めたあとどうするんや?大丈夫なんか?」と言われ、
「はい!なんとかするので、大丈夫です。」と答えた私。

根拠なんか何一つなかったんですが、元気よく返事をしたことだけは覚えています。
退職した翌日の体調の良さは今でも忘れられません。笑
あれから約8年が経ちましたが、なんとかなっています。大丈夫。

あなたの挑戦は、きっと誰かを駆り立てることになる。
恐れず、マイノリティになれ。

真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。 新しい目で見ることなのだ。

マルセル・プルースト(1871-1922)

Buikwe, Uganda / 2016, 誰も一人にならない優しい世界へ。

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